爼のこと
下図にあるように、爼にはそれぞれの部位に名称があり、古くから、そこには神仏が宿って
いて食物を加護するものとされております。
宴酔とは 静かにしてみだれざる礼をいう
朝拝とは 君をあがめ神を尊ぶをいう
四徳とは 君の恩徳、日、月、父母の恩徳をいう
五行とは 君、日、月、父母の四座を守るを五行という
其座に天より星下り給いて守護する也
是あだにすべからず
爼の寸法については「長さ二尺七寸五分、
広さ一尺六寸五分、厚さ三寸、足の広さ
二寸七分、足付け切り口より二寸五分、
平七分、口伝有之金定也とも見え、また
長さ二尺八寸、広さ一尺八寸、足三寸、
各々金定也とあるは、大板、中板、小板、
なるべし」と伝えられております。